美醜の大地
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美醜の
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【顔が醜いハナへのいじめ】
昭和2年、当時まだ日本の領地だった樺太で生を受けたハナは、顔が醜いというだけで同級生の女子達から陰湿ないじめを受けていた。
ミミズの張った弁当を無理矢理口に押し込められ、髪を切られ、挙句ハナの名を勝手に使って売春まがいなこともさせられかけた。
それでも心の優しいハナは、苦労して学校に通わせてくれている母を思いただ独りじっと耐え続けた。
けれど、生徒や教師達の紛失した財布がハナの机から見つかると、彼女の必死の弁明にも耳を貸さなかった教師は彼女を殴りつけ、ハナは退学となってしまう。
何故、顔が醜いというだけでこんなにも辛い思いをしなくてはならないのだろう。
ハナは顔を腫らしながら涙するも、事情を察した母親は「母さんにとって大事な可愛い娘よ」と、涙ながらに彼女を優しく抱き締めた。
【目の前で優しかった母と幼い弟を失ったハナ】
昭和20年、ソ連との戦争に終焉を迎えた樺太はソ連領地となり、ハナ達住民は一斉にソ連からの襲撃を受け、命からがら船で逃げ出した。
けれど、母と幼い弟と共に乗り込んだ船にはハナをいじめていた女達も乗っていた。
そしてハナを指差してみなで彼女を罵る。
“泥棒女!”
“学校で盗難事件を起こした子よ!”
それを耳にした周囲の大人達もハナに白い目を向けると、残酷にもハナ達親子は無理矢理船から降ろされてしまう。
幸い翌日には次の船に親子共に乗り込めたハナは、これからは強く生きようと心に強く決意。
――だが、ハナ達の乗った船はソ連からの襲撃に遭い、沈没。
広い海に投げ出されたハナは必死に幼い弟を抱え母を掴もうとするが――・・・無残にも優しかった母はハナの目の前で海の底深く、静かに沈んでいってしまう…。
弟だけでもと懸命に沖へ泳いだハナだったが、幼い弟は既に息をしていなかった。
目の前で、優しかった母と幼い弟を同時に失ってしまったハナ。
全ては自分を地獄へと突き落としたあの女達の所為。
それまでの怒りや憎しみを一気に爆発させたハナは、あの女達にも同じ苦しみを味わわせてやる・・・!と、復讐を決意したのだった――。
ハナの憎悪に駆られた壮絶な復讐劇が、今始まる―――。
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完璧な復讐劇にちょっと涙してしまう私です。
美人に整形してもらったので、もう復讐なんて忘れて幸せになって欲しいです。
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